発表会成功のカギは……先生も楽しむこと!

SNSで、ピアノ教室の「発表会」についてのさまざまな意見が流れてきました。

生徒さんには成長のためにも出演してほしい。
でも、参加人数が少なければ発表会そのものを開催するのが難しい。
直前のキャンセルがあれば、会場費やゲスト、お手伝いの方への謝礼など、先生側の持ち出しになることもあります。

わかる!どの意見も、とてもよくわかります。

私自身、生徒さんがまだ少なかった頃はホールを午前中だけ借りて、サクサクサクッと発表会を開催していました。

あまり品のないお話ですが(笑)、赤字になることもありました。
それでも「自分がやりたくてやっているのだから」と割り切って続けてきました。

私は長く学校の非常勤講師をしているので、ピアノ教室は「好きなことを、好きなようにやる場所」として続けてくることができました。

ですから、ピアノ教室一本で生計を立てている先生と、単純に比較することはできません。

でも、ひとつだけ。

みんなが「楽しみ!」「出たい!」と思える発表会をつくることができたら、いろいろな問題はずいぶん解決するのではないか。

そんなふうに思っています。

私が発表会で大切にしているのは、

・大失敗はしない。でも、弾き終えたときに達成感のある曲を選ぶこと
・本番で大失敗しないために、練習の仕方からリハーサルまで細かく丁寧に指導すること
・演奏を終えた子に、会場のみんなが心から拍手を送れる雰囲気をつくること
・弾く人だけでなく、聴いている人にも「楽しかった」と思ってもらえる演奏会にすること

そして何より、

指導者である私自身が「楽しかった!」と思える空間をつくること。

最後のひとつを大切にしようと思ったとき、

「じゃあ、私も発表会で本気で遊んでしまおう」

という発想が生まれました。

それが、2台ピアノです。

クラシックだけでなく、みんなが知っているポピュラー曲も2台のグランドピアノで本気で演奏する。

これがやってみると、とんでもなく大変。

ポピュラーを「それらしく」聴かせるには、クラシックとはまた違った高い技術が必要で、練習中に意識を失うかと思った曲もありました(笑)。

そのひとつを、Instagramから。

冒頭、いきなり二人がズレています。

「弾き直そう!」と言おうか一瞬迷いましたが、そのまま突入。
途中から奇跡的に合ってきました。

今見ても笑ってしまう、思い出の演奏のひとつです。

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